万年筆のコト、クロスステッチのコト、スクラップブッキング…お気に入りのコトを気ままに書いてます。
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東京公園
失敗した!
読み進めて数ページ。
私が最初に抱いた気持ちは、この一言だった。

なんだ、このゆるーい感じの文章は!
うーん…気持ち悪い。

恋愛小説は嫌いじゃないし、
チョコチョコ読んでいるハズだから
甘い感じとかほんわかした感じとか受け入れられるハズなのに、
どうも違和感を感じてムズ痒い。

勿体無いから取りあえず最後まで読むぞ!
と、思考を切り替えて読み進めると…
どうも小路幸也氏の術中にハマっていたようで(笑)

モラトリアムな時期を過ごす大学生らしい感性と、
物事を理知的にとらえようとする大人の違いが切ない。
登場人物の誰もが優しくて、
不器用でまっすぐで…いいよ、いいよ!と
一人頷いている自分に苦笑。

いわゆる甘い恋愛小説ではないのだけれど、
優しくスルリと心に入り込む文章に
心地よさを感じた一冊でした。

失敗って思ってごめんなさい。


↓以下ネタバレ

 
 
障害を乗り越え、
愛し合って結婚したはずなのに
ちょっとしたボタンの掛け違えですれ違う一組の夫婦。

素直になれない大人と、
真っ直ぐに他の人と向き合おうとする青年が出会ったことで、
ずれていたボタンが綺麗に収まり始めていく。

他の道を選ぶことは容易だけれど、
本当に進みたい道を歩き続けるために
一歩踏み出す勇気も必要なのだと
ゆるーく伝わってきました。

私が一番ドキドキして印象に残ったシーンは、
主人公が義姉を被写体にして写真をとる風景。
なんとも扇情的で、
読んでいて顔が赤く火照ってしまいそうな程でした。
ここは必読です(笑)

切ないほどに押し込められた愛情というものは、
かくも人を美しく気高いものに魅せるのかと
改めて気付かせられた一冊でした。

JUGEMテーマ:小説全般
BOOKレビュー / comments(2) / trackbacks(0)
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Comment








chililiさん、お久しぶりです♪
新天地でのブログ再開、おめでとうございます。
過去記事まで読ませていただきました。
「万年筆」「本」といえば私の中では「クローズドノート」です。もしまだお読みでなければぜひ。(映画ではなく書籍で)
お薦め本があればぜひ教えてくださいね。

from. スピカ / 2009/10/07 12:07 PM
★スピカさま

お久しぶりです!コメント、ありがとうございました。
過去記事まで読んで下さったそうで…感謝です。
「クローズドノート」は映画をDVDで観ようかと思っていたのですが、
書籍がお薦めとのことなので今の在庫がなくなったら、
是非読んでみたいと思います。
私の中のベストな一冊は「アルジャーノンに花束を」です。
高校生の時に初読して衝撃を受けました。
もし既読でなければ、ぜひ読んでみてくださいませ♪
from. chilili / 2009/10/08 9:47 AM
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